攻防一体。攻めながら守り、守りながら攻める。戦争でも経営でもスポーツにしても必要な戦略だ。ヒトラーやナポレオンは何故、短期間に領土を拡大しながらいとも容易く全て失ったのか。それは領土拡大という攻め一方で守りをほとんど考えていなかったからだ。領土を拡大すれば当然新たな領土の支配をしなければならない。それが上手く行かなければ反乱が起きたり敵に反撃される。勢いに乗って領土拡大を繰り広げても新たな領土の支配を上手く行わなければ直ぐに失う。領土拡大はあくまで自国の人員などを考え無理のない様にしなければならない。守りもまた攻撃と同じくらい大事なのだ。でなければ真の領地拡大にならない。また、会社経営にしてもイケイケドンドンで拡大ばかり考えていると資金繰りに行き詰まったり、グループの一部門の経営の失敗が全社に影響したりする。また、事業を手広く行えば経営者には事業全体を隅々まで目を光らせるのは不可能になる。スポーツなども同様に攻撃時には守備に回った時のことも考え、守備の時は反撃のことも考えながら戦わなければならない。以上、攻撃と守りは常に一体でなければならないということです。