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パターン学習の弊害

今日、仕事の配達中に小学生と見受けられる女の子と二人遭遇した。一人目はこちらが挨拶したにもかかわらず知らん顔。二人目は私が手を振ったらその子は手を振り返して来たのだが、隣にいた女の子が「知り合い?」と尋ねていた。どちらの少女の親も知らない人には関わるな゙とでも教えているのだろう。これがパターン学習の弊害である。要するに知らない人にはかかわらないと何も考えないで答えを出すのである。世の中の悪人はそんな単純な者ばかりではない。巧妙に近づいて来る。もっと言えば子供など力づくで連れ去ることも可能だ。だから子供自身が良い人か悪い人か、考え判断しなければならない。これではそういった能力が培われない。運悪く悪人に殺されたらしょうがないではないか。思考力、判断力が無ければこの先もその子の人生は大変なものになるだろうから。話は変わるが高校や大学の数学の入試問題にしてもそうだ。解き方のパターンが決まっている。だからそのパターンを覚えれば、後は数字を入れ替えるだけで正解となる。これでは名門大学に入学したと威張っている連中の能力が無いのは当たり前だ。判断力、思考力、理解力の地頭力を鍛える学習をしなければ頭の良い子など育つはずが無い。
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